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TAIJIの死によせて―今まで一度も言えなかったこと―

(当時のmixiより転載)

12年前、そのニュースを知った時、私は実は京都の某弁当屋さんにいた。

この話は今まで誰にもしたことはない。
あんまりにも酷い記憶すぎて。
目玉焼きの乗ってる焼きそば弁当を注文して、店内で待っているところ、
ラジオからニュースが流れて、「マツモトヒデトさんが」と言われてあれ?と思った。
誤報とか、聞き間違いとか、別人じゃない?とか、かなり色々思ったように思う。

出来上がった弁当を持って、公園に行ったのを覚えている。
家とは反対方向なので、家には戻らなかったのか、
あるいは戻った後、出て行ったのかは判らない。

とりあえず私が覚えているのは、
公園で焼きそば弁当を食べようとして、一口食べて吐き出してしまったことだ。
「なぜ私はこれを食べなければいけないのだろう」と思って、
今から思うとどうかと思うが、ゴミ箱にそのまま捨ててしまった。

その前か後か判らないけど、一度家に戻った私は
テレビをつけて、求めるニュースがないことを知って、
何故かスポーツ新聞を買いに出た。
今から思うと、ついさっきラジオで速報が出たニュースがその日の紙面に載るわけはないのに、
その時は何故かそういう考えが浮かばなかった。絶対あると思ってた。

近場の販売店に行って、「スポーツ新聞ありますか」と言って、
そこのおっちゃんに「競馬かい?」とか言われたのを覚えている。
結局、買ったか買わなかったのは覚えてない。
ただ、自分がそれなりにふつうに受け答えしたのを覚えている。
そういえば、弁当屋でも普通に支払いをしたと思う。
「私普通にふるまってるな」と思ったことを覚えている。

その後、まだ諦めきれなかったのか、夕焼けに染まる京都市内を、
スポーツ新聞を求めてさまよった。
あの時の凄いようなあざやかな夕焼けの色は、一生忘れることはないと思う。
とりあえず京都タワーの白さを目指したのか、
駅なら沢山新聞があると思ったのか、
京都駅までふらふら歩いて行った。東山七条から。30分以上かけて。

その後のことはよく覚えていない。
帰宅してから、少し前に知り合っていた男友達に電話をかけた。
同じ哀しみを抱くだろう子を知っていて、かれはその子の電話番号を知っているだろうと思ったからだ。
私はその子の番号を知らなかった。
ニュースの内容を伝えたのだろうか、電話を切った後、わりとすぐにその子から電話がきたような気がする。
かれはまだニュースを知らなかった。
私の口から死亡を伝えた。弁当屋の中で聞くよりは多分、彼のためにもよかったと思う。



あの時の私には、同じ哀しみを共有する人がいた。
一緒に動揺して、泣いて、支えに出来る人がいた。
今はいない。
そのかれにはもう連絡をとることも出来ないし、
他にリアルタイムの知り合いはいない。
何人かファンの人を知っているけど、「メンバーの一員であるTAIJIをリアルタイムで見ていた人」を知らない。
たとえ知っていても電話をかけることなど出来そうにない。

私はもういい大人で、ショックだからといってもう夜の街を彷徨ったりできないし、
明日の仕事を休むこともできない。できないと思う。
解散しようがメンバーのままだったHIDEと、脱退して十九年のTAIJIでは、受けたショックの大きさも違う。
正直、つい昨日まで、私はこの事件に対して何のコメントも持たない人だったのに。
(それでも、またあんな想いをするのだけはやだなあと思っていた。重体じゃない説を信用してた癖に)

正直、脱退してからの生身のかれのことを、私はほとんど知らない。
脱退直後は雑誌での発言なんかを色々追って、傷ついてばかりいた。
どれだけ私がかれの脱退というものに対してショックを受けていたか、当時の日記やら文集やらを見るとよく判る。

私はギリギリ最後の、「JAPAN」のつかないエックス世代。
TAIJIのいるエックスを生で見た世代。
表面上どう見えても、色んな噂が飛び交ってても、私は当時何故か解散も脱退もありえないと思ってた。
「この五人だけになってしまっても」というリーダーの言葉をかたくなに信じてた。
とても短期間だったけど、「あの五人」が凄く凄くすきだった。
「僕はこのバンドで死にます」と言ったTAIJIを愛していた。信じていた。

だから、脱退には本当に失望した。絶望した。
当時何のコネも手だてもなかった私には真相を知るすべなどなく、
かれらを愛するがゆえに噂を信じることも出来ず、
ただ「いつか」という気持ちを抱いていた。

それはエックスがエックスジャパンになり、ヒースが加入し、
かなり時が過ぎてやがて解散することになっても、
そしてまた時が過ぎて復活することになっても、
かれの自伝を読んで、「脱退した」のではなく「させられた」のだと判ってからも、ずっと胸に抱いてきた願いだった。

エックスジャパンが復活し、TOSHIの洗脳が解け、次に望むことがあるとすればTAIJIだった。
加入でなくてもいい、ヘルプとして手伝うのでもいいから…! と思っていた。
その願いは昨年の日産で半ばかなえられた。
あのライブに行く前、私は何度も「ようやく18年の呪いが解けるのだ」と思ったし、実際かなり楽になったように思う。
今後の可能性はほぼないのだと判ったけど、それでも少し満足だった。

そしてこの結末だった。



…なぜこのタイミング、とか、
よりによってなぜその選択、とか、言いたいことは一杯あった。
生きていると判っている間は、内心で責めることも出来た。
でもこうなってしまった以上、何も言うことが出来ない。
ただ、冥福を祈ります。
今になって、「本当に不審な点はないの?」という気持ちも少しあるけれど…

そして、無理かもしれないけど、あの人にはどうか苦しまないでほしい。
また「自分のせい」だとか思うのはやめてほしい。
それは関係ないんだ。全世界に向かって言いたい。19年前に終わったことなんだ。まったく関係ないんだ。
18年間引きずり続けて、今なお当時のTAIJIにとられわれて呆然としている私だけど。
その私が言う。
今のYOSHIKIには関係ないんだと。

そんな風に思えないだろうことは重々承知の上で。

あの5月を思い出して

(別ジャンルtwitterより抜粋)

死について考えていると、深い海の底に沈んでいくような気分になる。
あの春、タイタニックを二度も見たせいだと思うけど。
タイタニック後半は多分一生見られない。こっこのRainingも二度と聴けない。
そういうものはもう一杯ある。店の中で流れる曲に耐えられないこともある。でも何とか生きてる
01-07 00:22

今思えば好きチームにはまったのも本ジャンルを本格的にはじめたのも、必要なことだったんだろうなあと思う。
現実世界と折り合って生きていく上でスポーツというのはほんとに有用だった。
次のWCが日本で開催されるのを見届けたいって思うし。
ほんと青天の下に連れて行ってくれる、いつでも。
01-07 00:27

本ジャンルは生と死を見つめるのにこれ以上はないっていうリハビリ的なものだった。
あの人たちのことを念頭において生きてる限り、下手は打てないって思うし。
01-07 00:30

正直に云うと「ハナミズキ」の歌詞は何度読んでもぞっとする(まだ考えてるのかよ!)。いやあの歌すきなんだけども。
9.11って云われてるけど絶対嘘だって思う。
何で5月なの、あなた何か知ってるのとか、そんな馬鹿なことを。それぐらい恐ろしい。
けど、今はそれでも光があるんだけれども。
01-07 01:25

イタコなんじゃ…と思っても、今ならば笑える。
壮大な犠牲をはらって今があるんだと考えると感無量になるな…
凄い奇跡だよ。
01-07 01:30

私が今まで吐いてきた中で一番ましな文章

(別ジャンル日記より抜粋)

水曜は本尊を今年初めて見るチャンスだったのに、現地はおろかテレビでもそのすがたを見れないという悲惨さにちょっと泣きが入りました。
開始時刻を過ぎても会社にいる現状に、「何やってんだろう…」と懊悩しましたが、大人なんだから仕方がない。今週人少なかったし。来週私休むし。
帰宅して本尊たちの様子を実況で知って、からだは辛かったけど、幸福な眠りにつきました。特に今朝は幸福だった。

でもこの幸福は、過去の絶望の上に成り立った幸福なのだと知っている。
別れは終わりじゃないんだ、というのが目覚めてまず思ったことでした。
過去「××」を書いて「△△」を書いた人間、現在もまた別れを書いている人間だからこそ、何度でも言いたい。
どんな酷い別れ方をしても、それで終わりではない。生きている限り、可能性は続いていく。
ありえないと思うことだって、長い時間を経過するうち、起こりえるのが人生であると。


例えば12年前のこの時期、一体誰がこんな展開を予想できただろう。
優に5万人以上が絶望したあの日。
勿論いつか、と望むきもちはあった。でも可能性はゼロだと思っていた。
それが起こり得るのなら奇跡だと思い、奇跡は簡単に起こり得ないからこそ奇跡と呼ぶのだと知っていた。

けれど2年前、一つの奇跡が起こり、何万人かの願いがかなった。
器が用意され、無は有になり、実在性のあるものとして動き始めた。
だけど、だからこそそれ以上などとても望めないと思っていた。
あと一歩、と思っても、それは神の領域だと思っていた。


でも今回、判ったことがある。
別れは終わりではないこと、生きてさえいれば何だって起こり得るということ、人を救うのは神ではなく、その人自身を含めた人間であること。
現在、額を地に擦りつけて感謝したい人がいる。でも私はその人の名前を知らない。
ただその人が神の化身でも選ばれた人でもなんでもなく、普通の人間であることを知っている。
もしその人をあの時期あの人に使わせたものがあるとしても、それは神ではなく、生きている人間の意志だったのだと思う。
そのことに、深い感謝と人間に対する希望を感じる。

かなわない願いもあるけれど、かなう願いもある。
生きてさえいれば。死んでしまうことさえなければ。


今上記の文を読み返して気づいた。私が・・をすきなのは当然だと。
・・・・・こそが「生きのびた人間による奇跡」なのだと。・・・年七月末、誰があの展開を予想し得ただろう。
ほとんどの同志が死んで絶望してさらに追い打ちをかけるような出来事が次々起こっても、それでも可能性はゼロじゃなかった。
ゼロじゃない方に賭ける人間がいれば何だって起こり得る。
あの時期、死にものぐるいで生きのびたあの男たちを称えたい。これまで何百回も感じたことだけど、やっぱり今でもそう思う。
あの男は神ではないし、完全無欠の英雄でもない。一人の弱い男が、「・・・・」と詠んで行動したことにこそ意味がある。

本尊と本ジャンルをすきな気持ちはやっぱり同根のものだ。
生きた人間による奇跡を称えても、死を選んだ人たちを低く見ているわけではない。
私は一生・・をすきだし、死んだ本尊を愛するだろう。
それでも、自ら死を選ばなかった人たちの側に、その物語に、生きる糧を、生きていく上での希望を見出したい。

今日は何の日

(当時のmixiより抜粋)

私が某コミュで書いた自己紹介。

 「なんてストレートなコミュ名だろう…!と感激してしまいました。
  ふだんそんなこと口にはできないし、心の中で思うのもためらいがあるのですが、
  それでもやっぱり自分の本音はこれなんだと思います。
  ヒースのことは嫌いじゃないし、今ではX JAPANという存在を認めているけど、
  でも自分が何もかも捧げていいと思ったエックスとはまた別物だという感じがする。

  エックス…私が出会ってから、TAIJI脱退までたった5か月。
  半年にも満たないこの期間が、私というものを根本から変え、今も縛り続けている。
  どのようなかたちであってもいいから、またかれらを一緒に見られるのであれば、
  失った大事なものを取り戻すことができるような気がします。

  TAIJI脱退は、まだ幼かった私には、世界が壊れてしまうくらいの衝撃でした。
  1月31日というのは未だに自分にとって重い日付です。
  今年もその日がもうすぐやってきますが…」

はい、本日がその日でした。
が、昨日に引き続き、何もなかったようですね…笑。
正直ドンキ発表には、多少なりとも期待していました。だ、だって日付が…
まあしかし、HIDEのことがあって以降は結構1/31は忘れていたような気がします。
たまにエックスのことを持ち出されると、「私はX JAPANではなくエックスのファンだ」と
言っていたような気もしますが…

しかし、ヒースが入って初めてエンドレスレインを聴いた時、
「ベースの音が違う!!」と友達に泣き言を言っていた私なのに、
SUGIZOの出すギターの音には別に何も思わない私です。
だって…もう大人だし(爆)。
今思えば、当時私は何てヒースにひどいことを言っていたのでしょう…
(いや悪口とかじゃなくて、タイジを求める心が強すぎた)


去年の3DAYSの段階では、まだヒデの不在を感じて大泣き状態でしたが…
(「あれが科学の成果ではなく、幽霊であるといわれる方が、どれほど救われるだろう」
とか、例のホログラムのことを当時のブログで書きました…)
5月のヒデサミで何かが昇華されて、「ヒデはもういないんだ」
ということを素直に認められるようになった気がする。

年末映画参戦時も、そりゃラストライブとか、ポイントポイントでは泣かされましたが、
ヒデの映像にはわりかし周囲よりクールだったような気がする。
名前は呼ばなかったんじゃないかなあ。スギゾーのことは呼んだけど。
正直今では、追悼ライブ以外では映像はもういい、と思うし、素直に哀しめないような。
でも大将がやりたいならまあアリなんでしょうけども。特に海外はね…


そんなことを言ってますが、別にヒデに醒めてるとかではなく。
ヒデについては、私がどんなにかれのことを好きでその死に傷ついてきたかなどを書くと
また長くなるので、おいおい。
17年たっても、いまだにヒデちゃんが一番理想の男ですよ。

でも、今はかなり杉様に心奪われてますが…
今日は買う予定の時計をチェックしに行った後、本屋でフールズを立ち読みしてきました。
Jも載ってたけど、目当てはSUGIZOインタビュー。凄くよかった!本当に有難うっ!
と思いつつ、クラッシイ(女性誌)とかと一緒にフールズを買うことはできなかったのでした…
そーいやフラッシュも読むの忘れてた…明日読まないと…でも、ひ、人目が気になる…(汗)

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